Analisis Psikologi Kepribadian Kamoguchi Shirou Dalam Komik "With" Karya Ken Saito Tahun 2008

Suherli, Siti Solihin (1142003) (2018) Analisis Psikologi Kepribadian Kamoguchi Shirou Dalam Komik "With" Karya Ken Saito Tahun 2008. Undergraduate thesis, Universitas Kristen Maranatha.

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Abstract

漫画“With”2008 の主人公鴨口四郎から見た人格心理学分析 序論 人間は独立した人格を形成しており、人格形成にはそれぞれの環境の影響を大きく受ける。人格形成過程においてどのような環境要因が影響するのかについては様々な説があるが、誰かがいるときに外で起こることもあり、また近くにいる人にも影響を受ける。さらに自らの条件や他者からの要求なども環境要因としてあげられる。インドネシア語大辞典(以下KBBI)によると、人格とは人間の尊厳(魂、身体、名誉)を自由に行使する権利であるとしている。心理学者のゴードン・オールポート(2017)によれば、人格は構造とプロセスによる組織(心理学的、物理学的側面を含む)である。人格が日常生活において人間の最も顕著な特徴として解釈されている日常生活での例から見ていきたい。 例として、マンガ『With』の主人公四郎はチョウ高校の不良学生たちから妹を守り、そして二度と不良学生が妹に手を出さないように脅した。その結果は頼れる兄とみなされるようになった。人格とはまさにその人の性格によって形成される。例えば、誰からも愛される性格の人物がいるとする。その人の行動にはすべて愛が関係し、そして愛が重要な要素であると考えられている。 本論文では記述的手法と心理学的アプローチを用いてカモグチ・四郎の性格がどのような人格によって形成されているかに注目し、個性や環 x UNIVERSITAS KRISTEN MARANATHA 境が形成過程かていに影響えいきょうするという理論りろんを証明しょうめいしたい。(Wilcox, Lynn, 2011:266). ここでの心理学とは一般的いっぱんてきな理解りかいとは異ことなる。心理学の語源ごげんは“psyche” と “logos”から成り立 た っている。Psycheは呼吸こきゅうを意味いみし、”生命せいめい(呼吸こきゅうによって成 な り立 た つ);人間や他 た の動物どうぶつの行動こうどうの原則げんそく、すべての行動こうどう、魂だましいや精神せいしんの基礎きそ“あるいは”全世界ぜんせかいの動物学的どうぶつがくてき原理げんり“を表あらわす。ロゴとは、神学しんがくの原則げんそくを表あらわす言葉ことばや形かたちを意味いみし、ロゴは神の言葉ことばを表あらわすのに使われる。つまり、心理学(psychology)とは生命せいめい、魂だましい、精神せいしんの原則げんそくを明らかにした言葉ことばや形かたちを意味していた。(Wilcox, Lynn, 2011:23)。 人格心理学じんかくしんりがくとはそれ自体じたいに意味を持ち、環境かんきょうが人間の行動こうどうにどのような影響えいきょうを与あたえるのかを研究けんきゅうする心理学の一分野である。人格心理学じんかくしんりがくとは幼少期ようしょうきから社会しゃかいと関かかわりを持つ中でどのように性格せいかくが形成されるのかを突 つ き詰めた結果けっか新あたらしく提唱ていしょうされた研究けんきゅうである。 法論 斉藤さいとうけんの作品さくひんである”With”では主人公しゅじんこう四郎の態度たいどを人格心理学じんかくしんりがくから読 よ み解 と いていきたい。主人公しゅじんこう四郎は真砂まさごの兄であり、妹を守まもる立場たちばであると同時にシスターコンプレックスを抱 だ いている。四郎は妹の身 み を守まもるこ xi UNIVERSITAS KRISTEN MARANATHA とを決意けついし、良き兄であろうと努力どりょくしている。四郎はまた、努力家どりょくかであり天才てんさいとして周囲しゅういから認識にんしきされているが本人はそれを望のぞんではいない。それは以下いかの会話からも読み取 と れる。 四郎 : 俺おれウッキうっきーのほうが俺おれよりずっとサッカさっかー好 ず きなの知 し ってたから。どうしても、ウッキうっきーに正式せいしきに選えらばれて欲 ほ しくて。何なんでも簡単かんたんにできる奴やつに俺の気持ちなんか一生わからないって、言われた。俺何おれなんでもできるとか言われるの嫌だ。天才てんさいとか言われたって何ひとつ、うれしくない。いや、ホントだよ。あの時これからは説対にまあに恥じないにいちゃんいなるって決めたんだ。まあが自慢じまんのにいちゃんです。って胸むねはれるように。俺おれはまあに俺にとってすごく大事なものもらったから。だから まあのためなら、おれ、何だってできるんだ。 (“With” : 61-62-63) 真砂は四郎が自分の兄であることを知られたくなく、本人もまた何の才能さいのうもなく社交性しゃこうせいにも乏とぼしいただの女子じょし高生こうせいである。OSISの会長でもある兄の四郎はある日、真砂を守るためにトラックにはねられ死んでしまう。高校の文化祭の準備じゅんび中に起きたその事故じこは四郎の周囲しゅういを大いに悲かなしませる結果けっかとなった。そこで真砂はクロヌマ・ヤサカ、サギヌマ・ミドリ、そして四郎からはサルと呼ばれていたサッカー部のジンたちと出会う。彼らは四郎とともにサッカーに明 あ け暮 く れていたが、四郎がレギュラーに xii UNIVERSITAS KRISTEN MARANATHA 選出せんしゅつされたことでサッカーを辞 や めてしまった過去かこがある。四郎の死 し の直後ちょくご、その魂たましいだけが真砂の中に入りこんでしまった。それはまるで多重たじゅう 人格者のようであった。 そして四郎はクロヌマから信じられない話を聞くこととなった。クロヌマは四郎しか知りえない言葉を真砂から聞くことによって四郎の魂たましいが真砂の中にあることを確信かくしんする。そして四郎は意思いしを持ち真砂の体を操あやつることができるようになった。そして四郎の起こす行動が次第しだいに真砂まさごに直接的ちょくせつてきな影響を与えることになる。 高校の文化祭の準備期間中じゅんびきかんちゅうに大きな問題が起こるが、四郎が真砂の中から彼女かのじょを助たすけ、結果的けっかてきに文化祭は成功せいこうを迎むかえた。 結論 斉藤さいとうけん著ちょ“With”の登場人物とうじょうじんぶつを分析ぶんせきした結果以下けっかいかの結論けつろんを得 え た。 1.人格心理学じんかくしんりがくとは幼少期ようしょうきからの社会しゃかいとの関かかわりの中でどのように人格が形成けいせいされるかに焦点しょうてんをおいた研究けんきゅうである。そして、個人こじんの持つ特性とくせいや外的要因がいてきよういんがどのように影響えいきょうするのかについて考察こうさつしている。 xiii UNIVERSITAS KRISTEN MARANATHA 2.主人公である四郎の性格は妹に対たいする過保護かほご、過干渉的かかんしょうてきな性格せいかくをもっており、また妹を守るための暴力的側面ぼうりょくてきそくめんを持ちながらシスターコンプレックスを抱えている。 3.作品中では日常生活の中での兄妹の関係とその関係の重要性について深く描かれている。 4.本作品ほんさくひんの分析ぶんせきした結果けっか、読者どくしゃの多おおくは四郎しろうのような兄あにを持 も つことを夢見ゆめみる。それは本作品ほんさくひんによって読者どくしゃに対たいする人格心理学的影響じんかくしんりがくてきえいきょうといえるだろう。

Item Type: Thesis (Undergraduate)
Subjects: P Language and Literature > PL Languages and literatures of Eastern Asia, Africa, Oceania
Divisions: Faculty of Letters > 42 Japanese Department
Depositing User: Perpustakaan Maranatha
Date Deposited: 08 May 2018 02:23
Last Modified: 08 May 2018 02:23
URI: http://repository.maranatha.edu/id/eprint/24467

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