Agustina, Maria Felicia ( 0742014 ) (2011) Analisis Kostum Kabuki Yang Dikenakan Oleh Aktor 'Bandou Tamasaburou' Dalam Pementasan 'Musume Doujouji' dan 'Kagami Jishi'. Undergraduate thesis, Universitas Kristen Maranatha.
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Abstract
序論 演劇はアジアで紀元350年から始まった。日本では奈良時代から演劇が行わ れ始めた。1600年ごろ、出雲大社のおくにと言う名の女性が歌舞伎と言われ る新しい演劇を生み出した。 1629年に、徳川幕府は女性の役者が舞台に立つことを禁じた。その禁止に より、歌舞伎では舞台上、少年の役者が女役を演じることになった。この歌舞伎 は若衆歌舞伎と言われる。1652年になると、徳川幕府は、少年の役者が舞台 で演じることさえ禁止した。その結果、成人を迎えた男性の役者のみ歌舞伎を演 じるようになった。女役を演じる男性の役者を女形と言う。歌舞伎を演じる役者 は全員男性で、それが歌舞伎の特徴になっている。 それ以外にまだ、歌舞伎にはいくつかの特徴がある。隈取と言われる化粧、た くさんの色を用いた華やかな衣装、最新技術を使った大掛かりな舞台装置、長唄 と呼ばれる伴奏音楽である。この化粧、衣装、舞台装置、そして長唄が舞台上で 全部一つに繋がる。役者の化粧と衣装は、常に役の性格を表す。役の性格を表す 衣装と作品との関係を理解するために、本研究では、歌舞伎役者坂東玉三郎演じ る外題 『娘道成時』 と 『鏡獅子』 の二本のビデオを用いて、分析した。 本論 外題『娘道成時』の花子と言う主役は道成寺で踊り、この踊りの内容は清姫の 話である。道成時の伝説によると、清姫と言う名の若い娘があんちんと言う僧侶 と恋に落ちる。僧侶としては、恋愛は御法度で、そのため清姫の愛を受け入れる ことができない。悩む清姫は神様にお願いし、残酷な蛇に生まれ変わった。清姫 を怖がったあんちんは、鐘の中に隠れる。蛇に生まれ変わった清姫は鐘を焼きあ んちんも焼き殺す。 この歌舞伎の書割(舞台正面の背景)を見ると、いつの季節に起こった出来事 かがすぐ分かる。舞台の書割に桜の木がたくさん描かれている。花子の踊りによ って四季の変化を表し、色を上手に使い衣装を変えることによって見た目も変わ る。日本では季節によって着物の色は違ってくる。以下に説明する通りである。 春はピンク、夏は紫、秋は黄色や藍色、冬は白や薄緑色などを合わせる。 この物語をうまく進めるために、数回衣装を替える。主役の花子は9回衣装を 替える。8回目までの衣装は、桜柄が入っている。歌舞伎の規則として、作品の 中で役は衣装を替えなければならない場合は、違う柄の衣装を着てはならない。 着物の色は変えてもいいが、スタイルと柄は同じでなければならない(役が同じ 場合に限る)。こうすることで、観客はその役が同じ役を演じているということ を理解する。 花子の最初の衣装は黒色である。歌舞伎において、黒色は強い役柄を表し、ま た江戸時代の流行色とされている。黒い衣装の次に赤い衣装に替える。全体に花 柄が入った赤い着物は、情熱的で活発な若い娘を表す。 最後の衣装で、坂東玉三郎は白い生地の着物全体に三角柄のある衣装に替える。 この三角柄は蛇のうろこを表す。役柄が変わったため、見た目にも着物の柄も変 わった。 二本目のビデオは外題『鏡獅子』である。この作品は、将軍に仕えた主役の弥 生が、新年の祝いに将軍の城で踊りを披露する。江戸時代にはまだ旧暦を使って いたため、新年は3月ごろであった。3月は日本で初春にあたった。 舞台の書割は金色のふすまである。ふすまには牡丹が描かれている。この牡丹 はもちろん春の季節を表す。また、季節の春と関係して、弥生の着物の柄は春に 咲く花々が使われている。弥生の着物の柄には、桃、桜,菊、桐4つの花が描か れている。花の柄の他に孔雀の柄も描かれており、孔雀の柄は女性の忠誠と信義 の象徴とされている。 作品の最後では、坂東玉三郎は獅子の役に変わる。化粧も衣装もすべて変わる。 獅子は金色で描かれた柄の入った、白く大きいサイズの袴と黒い羽織を着ている。 大きいサイズの袴と黒い羽織は自然の強さを表す。獅子の衣装に牡丹の柄が多く あり、獅子で着る黒い羽織には、牡丹と一対の蝶が描かれている。この牡丹の柄 は春の季節を表す。牡丹は春に咲く。獅子は、牡丹がとても好きな仏陀が遣わし た神の創造物だと言われている。長唄で、獅子は牡丹が咲きほこる中を蝶と戯れ ると書かれている。獅子の衣装の牡丹の柄は、この作品が春を強調し、牡丹が好 きなことを明らかにしている。 結論 二本のビデオを分析した結果、本研究では歌舞伎におけるそれぞれの衣装は時 節、すなわら季節と関係が深いことが明らかになった。また、舞台装置、特に舞 台の書割も季節を表す助けとなっている。そして、柄や色を含めてそれぞれの衣装の意義は、長唄を通して分析できる。二つの外題で、坂東玉三郎は二つの違っ た役を演じている。演じる役が変わるごとに、坂東玉三郎は衣装を全体的に変え るが、特に衣装の柄の面で変わることが明らかになった。
Item Type: | Thesis (Undergraduate) |
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Subjects: | P Language and Literature > PN Literature (General) |
Depositing User: | Perpustakaan Maranatha |
Date Deposited: | 03 Oct 2014 10:09 |
Last Modified: | 03 Oct 2014 10:09 |
URI: | http://repository.maranatha.edu/id/eprint/7112 |
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