Hilmanjaya, Singgih ( 0842022 ) (2009) Analisis Penggunaan 終助詞 よ,ぞ dan ぜ Yang Terdapat Dalam Game 'Brave Saga' (Kajian Pragmatik). Undergraduate thesis, Universitas Kristen Maranatha.
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Abstract
「ブレイブサーガ」というゲームにおける「よ」、「ぞ」及び「ぜ」と いう終助詞の用法の考察 序論 世界中においては様々な言語が存在する。一つの言語は他の言語と 相違を持ち、それぞれの特徴をもっている。日本語においては「助詞」と いうものがあり、それらは様々な機能を持つ。その「助詞」のなかに「終 助詞」というものがある。「終助詞」は文や句の終わりにつけ、話し手の 疑問や禁止、感動、強調を表すものである。「ブレイブ・サーガ」という ゲームをする際に、筆者は「よ」、「ぞ」及び「ぜ」という終助詞を見つ け、それらの機能に興味を持つことになり、それらの終助詞について研究 を始めることになった。「よ」、「ぞ」及び「ぜ」はある場合に同様の意 味を持つが、他の場合において違う意味を持つ。また、辞書形の動詞に付 く場合、特に「行く」それらの終助詞は意味論的に説明できないものもあ る。 本論 新村(1991:2626)によると「よ」は現代語では、接続のちがいに よって、男女の差が明らかになる。たとえば、―では体言に「だ」を介し て付けば男ことば、直接付けば女ことば。終止形に付けば男ことば、 「わ」を介して付けば女ことばである。また、富田(1991:170)によると、 「よ」は、おおむね、話し手が自分の思ったことを話相手に伝えてそのよ うにさせたいと思ったときに文末に付けるが、「よ」の表している話し手 の意思は「よ」が付いた単語によって違う。「よ」は忠告、勧誘、禁止、 通告・念を押すとき、命令、訴え、返答、呼びかけの文につかわれている。 そして、庭(2004:289)によると「よ」は自分のことばを聞き手に対して強 く示す。この言葉は今聞いているあなたに向けられているのだ、という意 味合いである。上昇調においては特に相手に対して知らせるという面が強 くなる、また 相手に注意を促す場合においても上昇調になる。下降調で 相手の考えとは違うことを強く主張している。「よ」は命令、依頼にも付 く。さらに確認し、押し付ける感じを表す。最後に「よ」は疑問文の 「か」の後に「よ」をつけることがあるが、質問というより、疑いの表明 で、「本当はそうじゃないだろう」という気持ちが含まれることがある。 さらには、反語の場合にも使わる。小野(1997:7)によると「よ」は以下の 用法を持つ: 1) 聞き手が知らないと思われる情報を聞き手に告げ知らせる用法。 2) 聞き手は知っているとしても、目下の状況に関与的であると気 付いていないと思われる情報について聞き手の注意を喚起する 用法 3) 独り言用法。 「ぞ」は新村(1991:1479)によると聞き手に対して自分の発言を強調 する。体言に「だ」を介して付く。また、庭(2004:293)によると「ぞ」は 男のかなり乱暴な言い方である。強い主張を表す。聞き手がなくても(独 り言でも)使える。富田(1991:172)によると「ぞ」は以下の機能を持つ: 1) 強く念を押して言う場合(状況をはっきり分からせたり、間違 いがないようにもう一度言ったりする場合)に文末に付ける。 上の立場の者が下の立場の者に対して使う。 2) 自分の判断や決心を独り言で言う場合に文末に付ける。 さらに、小野(1997:7)によると「ぞ」はこのようなものである: 1) 自分の判断を自分に言い聞かせる。独り言に用いる(男性専 用)。 2) 話の内容について念を押して主張する。対等または目下の相 手に対する言い渡し、おどかし、警告などの語気を含む。 (男性専用) 「ぜ」は新村(1991:1405)によると文末に添えて、軽く念を押し、 意を強める語で、主に男性の会話に用いるぞんざいな表現である。また、 「ぜ」は男性のことばであり、かなり乱暴である。「ぞ」に近いだが、相 手の反応を見ているところがあるため、独り言ではふつう使わず、勧誘の 「V-よう」とともに使える。「ぜ」は小野(1997:8)によると以下の用法 を持つ: 1) 自己確認用法 2) 自信に満ちて得意がって相手を軽蔑するような気持ちを表す。 3) 親しみの気持ちをこめて相手に注意を促したり、念を押す。 結論 「ブレイブ・サーガ」というゲームにより見つけられたデータを分析 した後、筆者は以下の結論を判断することができる: 1. 「よ」は以下のような機能を持つ: ある文は新しい情報であることを示す。 命令文において命令を強調する。 勧誘文において勧誘を強調する。 付いた単語の意味を強調する。 疑問詞に付くとある事柄が正しいかどうかであること、また 話し手が自分と反対であることに反対感を表す。 名前或いは特定の名詞に付くと、ある人及び物を呼びかける ために使われる。 独り言に使われる。 ある文を命令文或いは勧誘文にする。 2. 「ぞ」 は以下のような機能を持つ: 付いた単語の意味を非常に強く強調する。 「のだ」がある命令文において命令を強調する。 独り言の文に使われる 脅かしを示す。 警告を示す。 ある文を命令文或いは勧誘文にする。 3. 「ぜ」は以下のような機能を持つ : 勧誘文に勧誘を強調する 話し相手の注意を促すために親しみ気持ちを加える。 付いた単語の意味かなり強く強調する。 自信に満ちる相手に軽蔑あるいは怒りを示す。 相手に聞かせるために自分の感動あるいは決意を強調する。 ある文を命令文或いは勧誘文にする。 4. 接続によると「よ」、「ぞ」及び「ぜ」は以下のように区別こと ができる: よ ぞ ぜ 辞書形動詞 ○ ○ ○ て形動詞 ○ × × た形動詞 ○ ○ ○ ない形動詞 ○ ○ ○ 勧誘形動詞 ○ × ○ 命令形動詞 ○ × × 辞書形形容詞 ○ ○ ○ た形形容詞 ○ ○ ○ ない形形容詞 ○ ○ ○ 形容動詞 ○ × × 名詞 ○ × × 疑問詞 ○ × × 助動詞「だ」のみ ○ ○ ○ 助動詞「ます」、「です」など) ○ × × 助詞 ○ × × 5. 「よ」は女性及び男性に使われ、丁寧語においても使われることが 可能なため、さまざまな場面に使われる。「ぞ」及び「ぜ」は男性 のみに使われ、丁寧語においては使われない。「ぜ」は主に不良、 悪い人などに使われる。 6. 「よ」最も弱い強調及び脅迫感を持つ。「ぜ」は親しみの気持ちを 表すことがあるため「よ」より強調及び脅迫感が強いが、「ぞ」よ り弱い。「ぞ」は最も強い強調及び脅迫感を持つため、警告及び絶 対的なことを知らせる場合に使われることが多い。
Item Type: | Thesis (Undergraduate) |
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Subjects: | P Language and Literature > PN Literature (General) |
Depositing User: | Perpustakaan Maranatha |
Date Deposited: | 02 Oct 2014 11:12 |
Last Modified: | 02 Oct 2014 11:12 |
URI: | http://repository.maranatha.edu/id/eprint/7086 |
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