Makna Cerita Pendek Kumo To Namekuji To Tanuki

Kristantie, Novia ( 0042021 ) (2006) Makna Cerita Pendek Kumo To Namekuji To Tanuki. Undergraduate thesis, Universitas Kristen Maranatha.

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Abstract

一 ぺ‐ジ 宮沢賢治作『蜘蛛となめくじと狸』の短編の意味 ( ヘルメネチック・アプローチを通して) 序論 筆者は宮沢賢治の短編作品である『蜘蛛となめくじと狸』に出てくる登 場人物の三人の競争と抗争についてヘルメネチック理論で研究する。  ヘルメネチックというのは、あることついて過程で意味を変換するとい うことである。また、隠された意味を見つけるためにこの過程を解釈する と、意味がはっきりわかるということである。  ピオニ-ル(ロシアの共産主義少年団)の一員であるPaul Ricoeur は, ヘルメネチック理論を研究していて、自分の考え方を持っている。彼は、 彼が書いた本の中の隠された意味がはっきりわかるのである。  筆者は、『蜘蛛となめくじと狸』の短編に出てくる登場人物の三人の競 争と抗争、そして彼らの性格について研究する。  『蜘蛛となめくじと狸』の短編は宮沢賢治によって書かれたものである。 『蜘蛛となめくじと狸』は、日本の子供の話で、彼が22 歳の時「1918 年」 の夏に完成したものである。 二 ぺ‐ジ      本論 『蜘蛛となめくじと狸』では、どこでもある社会生活のユニ-クなこと が書かれている。 この話には、事件や登場人物のトリックがよく出てくる。話の中で起こ った事件は、登場人物の性格と行動が原因となって起こった。一番よく出 てくるのは、蜘蛛となめくじと狸である。三人が出てくる話で、三人は競 争し、抗争し、またそれを続けるのである。各登場人物の性格は事件を通 して、よくわかる。 1.競争 各自、自分の利益のことばかり求めるので、競争することがよく書かれ ている。 ある日夫婦の蜘蛛は、葉のかげにかくれてお茶をの んでいますと、下の方でへらへらした声で歌うもの があります。『あぁかいと手長野くぅも、出来た息 子は二百疋、めくそ。はんかけ、虫かのなみだ、大 きいところで稗のつぶ』。見るとそれは大きな銀色 のなめくじした。蜘蛛のおかみさんはくやしがって、 まるで火がついたように泣きました。 (『蜘蛛となめくじと狸』:223-224) 三 ぺ‐ジ 上の事件は、競争に勝ちたいというなめくじの願望から起きたものであ る。 その競争に参加する人々はみんな出世している。社会から自分のすご さを見られているので、その競争はいつまでも続くことになるのである。 2.抗争 『蜘蛛となめくじと狸』の話では、小さな争いがだんだんと大きな抗 争になる。そして、狸は負けたことを認めないので、蜘蛛に悪口を言う のである。 『ワッハッハ。』と笑う声がしてそれから大きい声 で歌うのが聞こえました。『あんまり網がまずいの で、八千二百里旅の蚊も、くうんとうなってまわれ 右。』見るとそれは顔を洗ったことない狸でした。 (『蜘蛛となめくじと狸』: 225) その争いの過程は、はっきりが決着がつかないかぎり、いつまでも抗 争が終わらないのである。どちらかが負けたと認めないかぎり、いつま でもお互いが意地を張るのである。 四ぺ‐ジ 3.蜘蛛となめくじと狸の性格 話には登場人物の色々な性格が出てくる。蜘蛛はだます人である。 『ここはどこでござりまするな。』と云いながらめ くらのかげろうが木文をついてやって参りました。 『ここは宿屋ですよ』と蜘蛛が六つの服を別々にパ チパチさせて云いました。かげろうはやれやれとい うように、巣へ腰をかけました。蜘蛛は走ってでま した。そして、『さあ、お茶をおあがりなさい。』 と云いながらかげろうの月同中にむんずと噛みつき ました。かげろうはお茶をとろうとして出した手を 空にあげて、バタバタもがきながら。 (『蜘蛛となめくじと狸』:220-221) 蜘蛛はえさにする、目が見えないとんぼをだます。目のみえないとん ぼは蜘蛛の悪だくみを知らずに。 なめくじは周りに親切にするので人気があるが、実際はそれは反面で あり、相手を食べてしまう。 『も少しよく嘗めないとあとで大変ですよ。今度ま た来てももう直してあげませにょ。ハッハハ。』と なめくじはもがもが返事をしながらやはりとかげを 嘗めつづけました。 (『蜘蛛となめくじと狸』:230) 五 ぺ‐ジ なめくじは人をだますという性格を持っている。彼は足が痛いという おおとかげを助けるふりをして、実際にはおおとかげを食べてしまうの である。 狸は山猫と神様の仲介をして、周りからえらい人だと思われるように なった。狸は、ほかの動物の問題を解決しようと手助けをしているので、 尊敬されている。例えば、うさぎは狸に助けを求めて訪ねてくる。 『ああありがたや、山猫さま。私のようないくじな いものでも助かりますなら手の二本やそこらはいと いませぬ。なまねこ、なまねこ。』狸は、もうなみ だで身体もふやけそうに泣いたふりをしました。 『なまねこ、なまねこ。私のようなとてもかなわぬ あさましいものでも、お役にたてて下されますか。 ああありがたや。生猫生ねこ。おぼしめしのとおり。 むにゃむにゃ。』兎はすっかりなくなってしまいま した。そこで狸のおなかの中で云いました。『すっ かりだまされた。お前の腹の中はまっくろだ。ああ くやし。』 ( 『蜘蛛となめくじと狸』:236-237 ) しかし、狸はうさぎに対してうそをついたのである。 六 ぺ‐ジ 結論 筆者は宮沢賢治の短編作品の『蜘蛛となめくじと狸』に出てくる登場人 物の三人の競争と抗争についてヘルメネチック理論で研究して、次の結 論を引き出すことができる。 * ヘルメネチックというのはあることについて、過程で意味を変換す るということである。また、隠された意味を見つけるために、この過程 を解釈すると意味がはっきりわかるいうことである。 * 蜘蛛となめくじと狸の三人が出てくる話で、三人は競争し、抗争し、 またそれを続けるのである。各登場人物の性格は事件を通して、よくわか る。 * 短編では、『不誠実』の意味を持っている。

Item Type: Thesis (Undergraduate)
Subjects: P Language and Literature > PN Literature (General)
Depositing User: Perpustakaan Maranatha
Date Deposited: 26 Sep 2014 10:22
Last Modified: 26 Sep 2014 10:22
URI: http://repository.maranatha.edu/id/eprint/6976

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